受付時間
平日9:00~20:00
土曜・日曜・祝日9:00~20:00
アクセス
下北沢駅東口から徒歩10分
笹塚駅改札口から徒歩10分

お気軽にお問合せ・ご相談ください

090-2659-5170

永住申請では「収入の安定性」が重要です

永住許可申請では、日本に長く住んでいることに加えて、将来にわたり日本で安定して生活できる見込みがあるかが確認されます。その中心となるのが、年収や収入の安定性です。

出入国在留管理庁の永住許可に関するガイドラインでは、永住許可の法律上の要件の一つとして、独立の生計を営むに足りる資産又は技能を有することが示されています。これは、日常生活において公共の負担にならず、資産や技能などから見て将来安定した生活が見込まれるかを確認するものです。

ただし、入管庁の公表情報において、すべての申請人に共通する一律の年収額が明示されているわけではありません。インターネット上では「年収いくら以上」といった目安が語られることがありますが、実際には、家族構成、扶養人数、雇用形態、在留資格、居住地、生活費、税金・社会保険の履行状況などを含めて総合的に判断されます。

年収だけでなく「安定性」が見られます

1 現在の収入

永住申請では、直近の年収が重要です。会社員であれば、課税証明書、納税証明書、源泉徴収票、在職証明書、雇用契約書、給与明細などにより収入状況を確認します。

ただし、単に年収額が高いか低いかだけではなく、その収入が継続的に得られる見込みがあるかも重要です。

2 収入の継続性

一時的に高い収入があっても、転職直後、試用期間中、短期契約、歩合給中心、事業開始直後などの場合には、今後も安定して収入を得られるかを丁寧に説明する必要があります。

逆に、年収が特別高くなくても、長期間同じ会社で勤務し、雇用が安定しており、扶養人数や生活費とのバランスが取れている場合には、安定性を説明しやすいことがあります。

3 扶養人数とのバランス

永住申請では、申請人本人だけでなく、扶養している家族の人数も重要です。同じ年収であっても、単身者の場合と、配偶者・子どもを複数扶養している場合とでは、生活費の負担が異なります。

扶養家族が多い場合には、住居費、教育費、生活費、配偶者の収入、預貯金、親族の支援などを含め、世帯として安定して生活できることを説明する必要があります。

4 世帯収入として見るべき場合

配偶者が働いている場合や、家族全体で生活費を支えている場合には、世帯全体の収入状況が重要になることがあります。

ただし、誰の収入で誰を扶養しているのか、税法上・社会保険上の扶養関係、住民票上の世帯構成、実際の生活費負担に矛盾がないよう整理することが大切です。

会社員・個人事業主・経営者で見るポイントは異なります

会社員の場合

会社員の場合は、雇用契約、在職期間、給与額、勤務先の安定性、転職歴などが確認されます。転職直後の場合には、前職の収入、退職理由、現職の雇用契約、今後の収入見込みを整理する必要があります。

契約社員・派遣社員の場合

契約社員や派遣社員であっても、永住申請が当然に不可となるわけではありません。ただし、契約期間、更新実績、勤務継続の見込み、過去の収入の安定性を説明することが重要です。

個人事業主・フリーランスの場合

個人事業主やフリーランスの場合は、売上だけでなく、所得、経費、確定申告、納税、国民年金、国民健康保険、事業の継続性が見られます。売上は大きくても所得が少ない場合には、生活の安定性の説明が難しくなることがあります。

会社経営者・役員の場合

経営者や会社役員の場合は、役員報酬、会社の決算状況、事業実態、会社と個人の資金の区別、税金・社会保険の履行状況が重要です。会社が赤字である場合や役員報酬が低い場合には、生活費をどのように確保しているかを丁寧に説明する必要があります。

収入面で注意したいケース

1 転職直後に申請するケース

転職直後は、現在の収入がまだ証明しにくいことがあります。前職の収入、現職の雇用条件、給与見込み、転職の合理性を整理し、申請時期を慎重に検討する必要があります。

2 育児休業・病気休職などで収入が下がったケース

育児休業、産前産後休業、病気休職などにより一時的に収入が下がることがあります。この場合、単に年収が下がった事実だけで判断するのではなく、休業の理由、復職予定、配偶者収入、生活費の見通しを整理することが重要です。

3 扶養家族が多いケース

扶養家族が多い場合、年収額だけでなく、家族全体の生活費とのバランスが重要です。家賃、教育費、医療費、生活費、預貯金などを含めて説明する必要があります。

4 住民税・年金・健康保険に未納や遅れがあるケース

収入の安定性だけでなく、公的義務の履行状況も永住審査では重要です。税金、年金、健康保険に未納や納付遅れがある場合には、年収が十分であっても注意が必要です。

日本人配偶者等・永住者配偶者等の場合の注意点

日本人、永住者又は特別永住者の配偶者又は子については、ガイドライン上、素行善良要件及び独立生計要件に適合することを要しないとされています。

もっとも、永住許可申請では生活の安定性や公的義務の履行状況が全く見られないというわけではありません。国益適合性や提出書類の確認の中で、滞在費用を証明する資料、住民税の課税証明書・納税証明書、身元保証書などが求められる場面があります。

したがって、配偶者ビザから永住申請をする場合でも、世帯の収入、扶養状況、納税状況、婚姻の実体を丁寧に整理することが重要です。

行政書士に相談した方がよいケース

次のような場合には、申請前に行政書士へ相談することをおすすめします。

年収が十分か不安

扶養家族が多い

転職直後である

契約社員・派遣社員・アルバイトである

個人事業主・フリーランスである

会社経営者で赤字決算がある

育休・休職で一時的に収入が下がった

住民税・年金・健康保険に未納や遅れがある

家族全員で永住申請をしたい

収入面の理由書・説明書が必要

収入面に不安がある場合でも、事実関係を整理し、補強資料を準備することで説明できる可能性があります。反対に、収入額だけを見て安易に申請すると、ほかの要素で不許可リスクが生じることもあります。

行政書士鈴木茂事務所のサポート

行政書士鈴木茂事務所では、永住許可申請における年収・収入の安定性について、申請人の在留資格、家族構成、扶養人数、勤務状況、事業状況、公的義務の履行状況を丁寧に確認します。

特に、会社員、転職直後、個人事業主、経営者、育児休業中、扶養家族が多いケースでは、必要書類の整理と理由書・説明書の作成が重要です。

当事務所では、入管審査官が収入状況を誤解しないよう、資料の整合性を確認しながら、将来にわたって安定した生活が見込まれることを分かりやすく説明する申請書類の作成をサポートいたします。

よくある質問

Q1 永住申請に必要な年収は決まっていますか?

入管庁の公表情報では、すべての申請人に共通する一律の年収額が明示されているわけではありません。家族構成、扶養人数、雇用形態、生活費、公的義務の履行状況などを総合的に確認する必要があります。

Q2 年収が高ければ永住許可されますか?

年収が高いことは有利な事情になり得ますが、それだけで許可が保証されるわけではありません。税金、年金、健康保険、在留状況、素行、在留期間、資料の整合性なども確認されます。

Q3 転職直後でも永住申請できますか?

可能性はありますが、収入の継続性をどう説明するかが重要です。申請時期を調整した方がよい場合もあるため、転職前後の収入資料や雇用条件を整理して判断する必要があります。

Q4 個人事業主でも永住申請できますか?

可能性はあります。ただし、売上ではなく所得、確定申告、納税状況、年金・健康保険、事業の継続性を確認する必要があります。

Q5 預貯金があれば年収が低くても大丈夫ですか?

預貯金は補足資料になり得ますが、永住申請では将来にわたる安定した生活見込みが重視されます。預貯金だけで十分かどうかは、年齢、家族構成、収入見込み、生活費などによって異なります。

まとめ

永住申請における年収・収入の安定性は、単なる金額だけで判断されるものではありません。現在の収入、継続性、扶養人数、世帯収入、雇用形態、事業状況、公的義務の履行状況を総合的に確認する必要があります。

収入面に不安がある場合には、申請前に資料を整理し、必要に応じて理由書や説明書で補足することが大切です。

本記事は、2026年5月時点の出入国在留管理庁の公表情報を踏まえて作成しています。実際の申請にあたっては、最新の公表情報を確認し、個別事情に応じた判断が必要です。

関連記事

永住許可とは?

永住許可申請で見られる「素行善良要件」とは

2026年改定版 永住許可ガイドライン

不許可理由を聞くときのポイント

 

お電話でのお問い合わせ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
090-2659-5170
受付時間
平日9:00~20:00
土曜・日曜・祝日9:00~20:00
定休日
なし

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

090-2659-5170

<受付時間>
平日9:00~20:00/土曜・日曜・祝日9:00~20:00
※なしは除く

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

新着情報・お知らせ

毎日更新中
ブログ記事
2026/05/28
「ブログ」ページを更新しました

行政書士鈴木茂事務所

住所

〒156-0041
東京都世田谷区大原1-22-16

アクセス

下北沢駅東口から徒歩10分
笹塚駅改札口から徒歩10分

受付時間

平日9:00~20:00
土曜・日曜・祝日9:00~20:00

定休日

なし